厚木商業の新入部員の指導は?

厚木商業のソフトボールの新入部員(初心者)の指導はどのようにやっているのか?
宗方監督はまず選手を知ることから始められます。

 

新入部員の指導

 

選手は一人ひとり持っている性格が違いますから、新入生部員に対しては、1か月くらいをかけて性格を把握することに時間を使われるようです。

 

 

ですので、入部直後は厚木商業のやり方や細かい技術も指摘などは押し付けるようなことはせずに、中学校でやってきたままの技術で練習に参加させるとのこと。
その後、数日たってから、上級生と一緒に練習をさせます。

 

 

そうすると新入部員の性格やキャラが前に出やすくなります。
例えば、紅白戦などで上級生が投げた変化球などを投げたとした場合、中学校ではライズボールなどの打ち方は教えませんから、新入生はまず打てません。

 

 

その後に、ライズボールを打てなかった選手たちのとる行動は、先輩に打ち方のコツを聞いたり、真似をする。あるいは仲間が先輩に聞いている話を横で聞く、それまでと変わらない練習をするなどいった違いが出てきます。

 

 

このような行動を見ることで、それぞれの選手の性格がわかってくるわけですね。
それと同時に、選手たちの理解力だったりコミュニケーション能力、向上心なども把握できます。

 

 

理解力が高い選手なら、すぐに自分の練習に取り入れて行動を起こしますが、理解力が低い子の場合は行動としてみられません。
このように個々の選手のキャラが把握出来ると、厚木商業の練習のポイントを教え始められます。

 

 

ただ、一度に全員同時に教えるのではなく、どの時期に誰を教えるか性格をもとに決めているとのこと。
つまり、新入部員の能力のレベルによって指導時期を決めているということです。

 

 

例えば、理解力と向上心が高いからそろそろ指導しようか、逆にそれらがないから、まだ、指導は早いかな?って言った感じです。
また、毎日の学校生活では本当に自分が持っている素の姿しか出せませんから、選手たちの学校生活を見れば選手の人となりもある程度見えてきます。

 

 

宿題などの学校への提出物など、やらなければいけないことが出来ない子は、グラウンドに出ても同じミスをしてしまいます。
授業中に先生に聞かれてすぐに答えられない子は判断力が乏しいとも言え、プレー中にも判断に迷ってしまうことがあるでしょう。

 

 

また、注意力がなかったり忘れっぽい子は、プレーでもケアレスミスをすることも多くなるかもしれません。
これらはグラウンドでは鍛えられないので、日常生活から心掛けるように指導が必要とのことです。

 

 

いずれにしても、厚木商業では選手一人ひとりの特徴を把握し、適切な指導しているからこそ、選手が毎年入れ変わっても結果を出し続けている強さの所以ではないかと思います。

 

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